皆さん、こんにちは!
今日は「予祝(よしゅく)」についてお話ししたいと思います。
予祝とは?
予祝とは、未来をポジティブな方向に向かわせるために意識的に行う行動や思考のことを指します。
つまり、良いことが起こる未来を想像し、それを信じることで実現させる力なんです!
予祝という言葉を聞くのが初めての方もいらっしゃるかもしれません。
もしくは、昨年優勝した阪神タイガースの矢野監督が実践していたことで予祝という言葉を知った方もいるのではないでしょうか?
分かりやすい言葉で言うと、予祝は「前祝い」です。
昔からある”豊作を願うお祭り“なんかも予祝の考えに基づいた行事と言えます。
願い事は先に祝うと叶いやすい!日本人が昔から考えて実行していたんですね。
なぜ予祝が重要なのか
予祝は、ポジティブ心理学の観点からも重要視されています。
心理学者たちは、私たちの思考や信念が現実を形作る力を指摘しています。
つまり、良いことを考え、それを信じることで、実際に良い結果を生み出す可能性が高まるのです。
予祝を実践する方法
- 明確な目標設定: まずは、自分が達成したい目標を明確にしましょう。それが何であるかを明確にすることで、予祝をより具体的に行うことができます。
- 理想の未来をありありと描く: 目標達成した未来を想像しましょう。その際には、できるだけ具体的でリアルなイメージを持つことが大切です。○ヶ月後、○年後など具体的な時期も先に決めると良いですね。
そのイメージを信じることで、未来が実現しているという感覚を体験できます。 - 肯定的な言葉を使う: 自分自身に対して、肯定的な言葉を使いましょう。自分に自信を持ち、目標達成ができると信じることが予祝の一環です。
未来の姿を想像しながら声に出してみるとより実感を持つことができます。
例えば・・
「おめでとう!」
「○○が叶って本当によかった!」
「頑張った甲斐があったなぁ」
「嬉しいなぁ」
こんな風に言ってみましょう。
初めは恥ずかしいと思いますが、慣れると自分で自分の言葉に勇気づけられたり、感動したりできるようになります! - 毎日の習慣に取り入れる: 予祝を習慣にするためには、毎日少しずつでも行動することが重要です。毎朝目標達成した未来を想像し、その日に取り組むことを決意するのも良い方法です。
先日紹介したビジョンボードを作成して、見ながら予祝するのも良いですね。
また信頼できる家族や友達と一緒に予祝をすることもおすすめです! - 感謝の気持ちを持つ: 予祝だけでなく、現在の状況に感謝することも大切です。これは予祝をする時に忘れがちですが、とても重要なことです。未来のことを考える前に、現在の自分自身や自分が持っているもの、周りの人たちに目をむけ感謝をしましょう。
感謝の気持ちを持つことで、よりポジティブな気持ちで、より広い視野を持って未来を描くことができます。
脳は現実と想像の区別がつけられない?!
脳は現実と想像の区別がつけらないと言われています。
脳が現実を経験する際に使用する神経回路や領域は、想像をする際にも同じように活動します。
つまり、脳は現実と想像を区別せずに同じように処理するのです。
例えば、怖い夢を見て目が覚めた時、心臓がドキドキしたり汗をかいたりすることがあります。
これは、脳が夢の中での恐怖を現実と同じように処理しているためです。
脳は夢の中での出来事を現実だと信じ込んでしまい、身体的な反応が生じるのです。
同様に、自分が目標を達成した未来を想像することで、脳はその未来を現実だと信じ込んでしまうのです!
この信じ込みによって、自己効力感やモチベーションが高まり、目標に向かって積極的に行動することができます。また、イメージした未来を信じることで、自信を持ち、目標達成への自己信頼が高まります。
自分の脳を騙す、それが予祝です。
予祝はすればするほど脳がその未来を現実だと信じ込み、未来の自分に近づけるために現実を変えようとするはずです。
皆さんもぜひ日常生活に取り入れてみてくださいね。
コメント